お茶をもっと美味しく、もっと楽しく…
現在、手軽なペットボトルのお茶が世代に関係なく浸透していますが、本来のお茶の美味しさは、急須での淹れたてが最高です。
「ホッ」と過ごせる休息時間はひとつの幸せ…。
ゆっくりと癒しの時間をお楽しみください。
美味しいお茶は、茶葉の量、お茶の温度、抽出時間、美味しいお水で決まります。 水は国産ミネラルウォーター(軟水)または浄水器を通した水道水を使ってください。
お茶の保存にとって、「酸素」「温度」「湿度」「光」この4つの要素を避けることが大切です。
お茶の入った袋の空気を抜いて、ゴムバンドでくくり、缶に入れて保存してください。
缶に直接入れると品質が変わりやすくなります。
お茶の葉は一見乾いているように見えますので、保存食のようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、お茶には3%の水分が含まれています。これはクラッカーと同じくらいです。あまり期間を置いても見た目に変化がありませんし、腐ってしまうわけではないので、体に悪いことはほぼありませんが、やはり味や風味は時間や保存状態によって落ちていきますから、早めに使い切るのがベストです。
賞味期限として表示されている期間は未開封の時期ですが、開封後は空気や湿気に触れないようにして、2週間程度で使い切っていただくのが理想です。
パッケージに記載している期間は、未開封の賞味期限です。直射日光を避けて、常温で保存します。未開封で長期間保存する場合は、未開封のまま冷凍庫へ。冷蔵庫でもよいのですが、他の食品からにおいなどが移ることもありますので、冷凍庫がお勧めです。開封する際は室内に置いて、常温に戻してからお楽しみください。
開封した後は空気に触れて、お茶の風味が徐々に失われていきます。目安は2週間ですが、過ぎてしまったからと言って捨てる必要はありません。できるだけ早くお召し上がりください。
できるだけ密封できる容器に入れて、直射日光の当たらない常温の場所に置きます。コンロのそばや香りの強いもののそばは避けましょう。また、梅雨や夏場は劣化が早まりますので、是非お早目にどうぞ。
お茶についての豆知識をご紹介します。
ちょっと知っているだけで毎日のお茶をもっと楽しめますよ!
一番茶(新茶) | その年の最初に育成した新芽を摘んで作ったお茶のことです。 毎年5月上旬に収穫され、旬のものとして楽しまれます。 一番茶の醍醐味は「さわやかですが、すがしい香り」。 二番茶や三番茶に比べ、苦みや渋みが少なく、すっきりと飲むことができます。 |
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玉露 | 新芽が開き始めたころより20日間、茶園を葦簀(よしず)やわら、最近では寒冷紗などの化学繊維で茶園を覆い、日光が当たらないように育てたお茶のことを「玉露」と呼びます。 日光を遮って育てることで渋味が少なく、旨味が豊富なお茶になります。 |
かぶせ茶 | 日光の光を1週間前後、茶園を葦簀(よしず)やわら、最近では寒冷紗などの化学繊維で茶園を覆い、日光が当たらないように育てたお茶のことです。 |
深入り煎茶 | 普通の煎茶より2倍ほど長い時間をかけて茶葉を蒸したお茶です。 お茶の味や緑が濃く出て、苦みや渋みがなく、茶葉そのものの有効成分を摂取しやすくなります。 |